道路標識は種類が多く、全部を丸暗記しようとすると必ず行きづまります。実際には、4つのグループに分けて、色と形で見分けるだけで大半の問題が解けます。
この記事では、標識の分け方と、見ただけでどのグループか当てる方法を整理します。

くま教官
この記事を書いている僕は、教習所の教習指導員として12年勤めていました。標識は「形と色から意味を推測できる」ようになると、知らない標識でも正解できます。
- 標識の種類が多すぎて覚えられない
- 規制標識と指示標識のちがいが分からない
- 標識と標示のちがいがあいまい
本標識は4種類だけ
色と形が分かれば、意味もだいたい推測できます。
| 種類 | 何を伝えるか | 見た目の特徴 |
|---|
| 規制標識 | 禁止・制限・指定 | 赤の丸が多い(青の丸もある) |
| 指示標識 | 通行するうえでの決まりを指示 | 青の四角が多い |
| 警戒標識 | この先に危険があると知らせる | 黄色のひし形 |
| 案内標識 | 地名・方向・距離を案内 | 一般道は青の四角、高速道路は緑の四角 |
見分けの決め手は黄色いひし形=警戒標識です。ひし形はこのグループにしかないので、形を見ただけで確定できます。

くま教官
警戒標識は「注意してね」と知らせるだけで、何かを禁止しているわけではありません。ここが規制標識とのいちばんの違いです。
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規制標識と指示標識の見分け方
いちばん混ざるのがこの2つです。「してはいけない」なら規制、「していい・こうなっている」なら指示と考えてください。
| 代表例 |
|---|
| 規制標識 | 通行止め/車両進入禁止/最高速度/駐車禁止/一時停止/指定方向外進行禁止 |
| 指示標識 | 横断歩道/安全地帯/優先道路/中央線/停止線/規制予告 |
たとえば「一時停止」は規制標識です。「止まりなさい」と行動を制限しているからです。いっぽう「横断歩道」は指示標識で、ここが横断歩道だと知らせているだけです。
💡 覚え方①:色と形で4グループを見分ける
はじめて見る標識でも、色と形からグループが分かれば意味が推測できます。
語呂合わせ:「黄ひし形は警戒、赤丸は禁止、青四角は案内」
黄色いひし形は警戒標識にしかありません。赤が入った丸は何かを禁止・制限しています。青い四角は指示か案内です。
- 黄色のひし形=警戒標識(この先が危ない)
- 赤の丸=規制標識(禁止・制限)
- 青の四角=指示標識か案内標識
- 緑の四角=高速道路の案内標識
標識と標示のちがい
標識は板で示したもの、標示は路面に描かれた線や文字です。標示にも規制標示と指示標示の2つがあります。
| 意味 | 例 |
|---|
| 規制標示 | 禁止・制限・指定を路面で示す | 転回禁止/駐車禁止/最高速度/終わり |
| 指示標示 | 決まりを路面で指示する | 横断歩道/停止線/安全地帯/中央線 |
補助標識も押さえておきましょう。本標識の下に付く小さな板で、時間帯・車種・区間など、適用される条件を示します。「8-20」と書かれていれば、その時間帯だけ規制がかかるという意味です。
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○×問題で確かめる(全10問)
答えを見る前に、○か×かを決めてから読み進めてください。
問1
本標識は、規制標識・指示標識・警戒標識・案内標識の4種類である。
答え:◯
この4つが本標識です。これに補助標識を加えて標識全体になります。
問2
警戒標識は、黄色のひし形で示される。
答え:◯
ひし形は警戒標識だけの形です。形を見れば確定できます。
問3
「一時停止」の標識は指示標識である。
答え:✕
規制標識です。行動を制限しているので規制にあたります。
問4
「横断歩道」の標識は指示標識である。
答え:◯
ここが横断歩道だと示しているだけなので指示標識です。
問5
高速道路の案内標識は緑色である。
答え:◯
一般道路の案内標識は青、高速道路は緑です。
問6
警戒標識があるところでは、必ず徐行しなければならない。
答え:✕
警戒標識は知らせるだけで、徐行の義務は生じません。徐行が必要なのは「徐行」の標識がある場所などです。
問7
補助標識は、本標識の意味を補足するために付けられる。
答え:◯
時間帯・車種・区間などの条件を示します。
問8
路面に描かれた停止線は、標示である。
答え:◯
路面に描かれたものは標示です。停止線は指示標示にあたります。
問9
標識と標示の意味が違うときは、必ず標識にしたがう。
答え:✕
どちらが優先とは決まっていません。後から設置されたほう、または現場の警察官の指示が優先します。迷ったら安全な側を選ぶ、と覚えてください。
問10
青い丸の標識は、すべて指示標識である。
答え:✕
青い丸には規制標識もあります。たとえば「指定方向外進行禁止」や「自転車専用」は青い丸の規制標識です。
この記事のまとめ
- 本標識は規制・指示・警戒・案内の4種類
- 黄色のひし形=警戒標識。形だけで確定できる
- 禁止なら規制、知らせるなら指示
- 路面に描かれたものは標示。規制標示と指示標示がある
- 本標識の下の小さな板が補助標識で、時間帯や車種の条件を示す