立ちゴケは、止まっているか、ほとんど止まりかけのバイクを支えきれずに倒してしまうことです。
教習中にほぼ全員が経験しますし、原因は力不足ではなく、たいてい足の着き方と車体の向きです。直し方がはっきりしているので、落ち込む必要はありません。

くま教官
この記事を書いている僕は、教習所の教習指導員として12年勤めていました。立ちゴケで自信をなくしてやめてしまう人がいますが、本当にもったいないです。
- 教習で立ちゴケしてしまった
- バイクが重くて支えられるか不安
- 倒したときにどうすればいいか知りたい
立ちゴケの原因は4つ
どれも力ではなく、ちょっとした形の問題です。
| 原因 | 起きること | 直し方 |
|---|
| 車体が傾いたまま止まる | 支える重さが一気に増える | まっすぐ立てて止まる |
| つま先だけ着いている | 踏ん張れない | 足の裏をしっかり着く |
| ハンドルが切れている | 前輪が横を向いて不安定 | ハンドルをまっすぐにしてから止まる |
| 傾いた場所に停めた | 低い側に倒れていく | 平らな場所を選ぶ |
いちばん多いのは1つ目です。バイクは傾くほど重くなります。まっすぐなら女性でも支えられる重さが、少し傾いただけで支えきれない重さに変わります。

くま教官
「腕力がないから無理」と言う人がいますが、逆です。腕で支えようとするから支えきれない。支えるのは足と腰です。
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止まるときの正しい形
💡 覚え方①:立ちゴケを防ぐ止まり方
順番を守るだけで、ほとんど倒しません。
語呂合わせ:「まっすぐ・立てて・左足の裏」
ハンドルをまっすぐにして、車体を垂直に立て、左足の裏をしっかり地面に着けます。右足は後輪ブレーキを踏んだままにします。
- ①ハンドルをまっすぐにする(切れていると倒れる)
- ②車体を垂直に立てる(傾けない)
- ③左足の裏をしっかり着く(つま先だけにしない)
- ④右足は後輪ブレーキを踏んだまま
止まる手前でこの形をつくるのがコツです。止まってから直そうとすると、もう重さがかかっていて間に合いません。
倒してしまったときの起こし方
倒したバイクは、力ではなく体の使い方で起こします。
①エンジンを止める(キーをオフに)
②ハンドルを上側に切る
③ハンドルとシート下(または車体後方)を持つ
④腰を落として、背中で押すように起こす。腕で引き上げない
⑤起こしたらすぐスタンドを出す
腰を使うのが要点です。背中をバイクに当てて、足で地面を押しながらじりじり起こすと、体格に関係なく起こせます。
🔧 現場での話
教習中に倒しても、指導員が必ず手伝います。ひとりで無理に起こそうとして腰を痛める人がいるので、まず手を挙げて呼んでください。教習車は倒れても壊れにくいようにできているので、心配は要りません。
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よくある質問
立ちゴケすると減点されますか
教習中なら減点はありません。ただし卒業検定での転倒は検定中止です。検定では、止まる前に形をつくることを意識してください。
教習車を倒したら弁償ですか
通常は弁償はありません。教習車は倒れることを前提に、エンジンガードなどが付いています。ただし教習所ごとに決まりがあるので、心配なら入校時に確認してください。
身長が低いと立ちゴケしやすいですか
足つきが不安なぶん不利ですが、対処できます。片足だけしっかり着くのが基本で、両足をつま先立ちにするより安定します。止まるときに腰を少し左にずらすと、左足が着きやすくなります。
この記事のまとめ
- 立ちゴケの原因は傾き・足の着き方・ハンドル・場所の4つ
- バイクは傾くほど重くなる。まっすぐ立てるのが最優先
- 止まり方はまっすぐ・立てて・左足の裏
- 起こすときは腰を落として背中で押す。腕で引き上げない
- 教習中の立ちゴケは減点なし。検定での転倒は中止