教官コラム PR

【教官解説】通学免許と合宿免許の違いを徹底比較!それぞれのメリット・デメリット

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
  • 地元の教習所に通学するか、合宿免許を取るかどっちにしよう
  • 合宿免許のほうが安いって聞くけど、本当なのかな…?
  • それぞれのメリット・デメリットを知ったうえで比較したい

そんな悩みにお答えします。

くま教官
くま教官

この記事を書いている僕は、教習所の教官として12年勤めていました。

通学免許にも合宿免許にもそれぞれデメリットがあります。デメリットをよく知らずに教習所に行き始めると、

  • 想像以上にお金がかかった…
  • 結局、免許が取れなかった…

という最悪の事態を招きかねません。

意外かもしれませんが、免許が取れずに退校する人は毎年のように一定数います。

この記事を読むことで、通学免許と合宿免許の特徴やデメリットが理解でき、ご自身のライフスタイルに合った選択ができるようになるでしょう。

この記事で分かること
  1. 【教官解説】通学免許と合宿免許の違いを徹底比較!
  2. 通学免許を選ぶ4つのメリット
  3. 通学免許を選ぶ4つのデメリット
  4. 合宿免許を選ぶ4つのメリット
  5. 合宿免許を選ぶ2つのデメリット
  6. まとめ:まったり派は通学免許・充実派は合宿免許がおすすめ

【教官解説】通学免許と合宿免許の違いを徹底比較!

【教官解説】通学免許と合宿免許の違いを徹底比較!

まずは通学免許と合宿免許の違いをグラフで確認してみましょう。詳細は下記で解説していきます。

普通免許ATで比較通学免許合宿免許
料金相場24万円〜18万円〜
平均取得期間2ヶ月〜14日〜
交通費支給なしあり
教習の延長保証一部ありあり
予定の組みやすさ自由に変更できる約2週間泊まり込み
普通二輪免許で比較通学免許合宿免許
料金相場20万円前後11万円〜
平均取得期間1ヶ月〜9日〜
交通費支給なしあり
教習の延長保証一部ありあり
予定の組みやすさ自由に変更できる約9日間泊まり込み

まとまった連休が確保できるなら、料金が安くて早く免許が取れる合宿免許を選ぶほうがおトクと言えます。

料金相場は合宿免許が圧倒的に安い

すべての車種において、通学免許よりも合宿免許のほうが料金相場が安くなっています。安さの理由は下記のとおり。

  1. 教習所がスケジュールを作るから
  2. お客さんの回転率が高いから
  3. 施設の維持コストが安いから
  4. 価格競争が起こっているから

通学免許と比べて平均5万円以上安くなるのが合宿免許です。

ただし、合宿免許の料金は、時期によって大きく変動します。通学免許のほうが安くなるタイミングもあるので注意が必要です。

詳細は、こちらの記事で詳しく解説しています。

平均取得期間は合宿免許が圧倒的に早い

合宿免許では、卒業までのスケジュールを最短日数で組むことになります。1日あたりの練習時間について法律で上限が決まっているため、普通免許ATの場合は最短で14日です。

通学免許でも14日で取れるケースもある

  • 教習所に毎日通学する
  • 毎日上限いっぱい練習する
  • すべての試験を一発で合格する

という単純な話です。

ただし、教習所には定休日があるため、通常であれば最短でも16日かかってしまいます。

通学でも最短で免許を取る方法は、下記の記事を参考にしてください。

くま教官
くま教官

安定して早く免許が取れるのは合宿です。

合宿免許は交通費の支給がある

教習所ごとに上限が設定されていますが、合宿免許の場合は交通費が支給されます。地方の教習所ほど交通費の支給額が高くなるので、都心からでも参加しやすいです。

通学免許の場合は送迎バスがある

自宅の近くまで送迎バスが出ている教習所もあります。送迎バスが利用できれば、交通費はほとんど無料ですね。

合宿免許なら教習の延長料金がかからない

教官としての経験上、10人に1人くらいの割合で試験に落ちたり教習が延長になったりする人がいます。その場合、追加で1時間分の教習料金を支払わなければなりません。

僕が働いていた教習所の教習料金は下記のとおり。

車種1時間あたりの料金(税込)
普通自動車(AT/MT共通)4,400円
普通二種自動車(タクシー)6,000円
準中型自動車5,000円
中型一種自動車(トラック)7,150円
中型二種自動車(バス)7,700円
大型一種自動車(トラック)8,250円
大型二種自動車(バス)9,350円
自動二輪車(普通・大型)3,850円
けん引自動車7,700円
大型特殊自動車7,700円
※教習所によって料金は異なります

かなりの金銭的負担です。

合宿免許の場合、ほぼすべての教習所で延長保証がつきます。延長保証の回数はバラバラですが、卒業するまで無料保証してくれる教習所もあるので安心です。

通学免許の延長保証は有料な場合が多い

通学免許で延長保証を付けようとすれば、通常料金にプラスして2万円〜5万円ほど追加料金が発生します。

ですが、条件付きで延長保証が無料で受けられるケースも。

  • 25歳以下は5回まで無料
  • 60歳以上は5回まで無料

というように、年齢によって延長保証が無料で受けられる教習所もあるので要チェックです。

通学免許のほうがスケジュールの自由度が高い

通学免許であれば、教習期限内で自由にスケジュールを組むことができます。

教習期限とは?
学科教習・技能教習をすべて終わらせなければならないタイムリミットのこと。最初の教習を受けてから教習期限が発生します。卒業検定は教習期限に含まれません。

教習期限は車種ごとに違います。

車種教習期限
普通自動車(AT/MT共通)9ヶ月間
普通二種自動車(タクシー)9ヶ月間
準中型自動車9ヶ月間
中型一種自動車(トラック)9ヶ月間
中型二種自動車(バス)9ヶ月間
大型一種自動車(トラック)9ヶ月間
大型二種自動車(バス)9ヶ月間
自動二輪車(普通・大型)9ヶ月間
けん引自動車3ヶ月間
大型特殊自動車3ヶ月間
限定解除審査3ヶ月間

ほとんどの車種で教習期限が9ヶ月間あるので、学校や仕事と両立しながら余裕をもったスケジュールを組むことができます。

送迎バスを使えばさらに便利

個別送迎を行っている教習所はわりと多いです。自宅近辺だけじゃなく、駅やバイト先にも送迎してもらえるので、さらにスケジュールが組みやすくなります。

通学免許を選ぶ4つのメリット

料金や取得期間で比べれば合宿免許に負けますが、通学免許にもメリットはあります。

通学免許のメリット

  1. 慣れた土地で試験できる
  2. 地元の友だちと再会しやすい
  3. 一年中、料金が安定している

通学免許のメリット①:慣れた土地で試験できる

通学免許のメリット②:慣れた土地で試験できる

教習所の卒業検定は、路上で運転試験を行います。普段から慣れ親しんでいる土地なので、人が飛び出してきそうなポイントなどを把握しやすいでしょう。

知らない土地よりも、リラックスして試験が受けられます。

地元の教習は免許を取ったあとにも役立つ

運転する機会の多い地元で教習を受ければ、地元の安全な走り方を教習で学ぶことができます。

免許を取ったあとに事故を起こすリスクが抑えられるのも、通学免許のポイントです。

通学免許のメリット②:地元の友だちと再会しやすい

通学免許のメリット③:地元の友だちと再会しやすい

普通免許を取る場合、18歳〜21歳で免許を取りに来る人が9割以上です。地元の教習所に通学する場合は、中学の同級生などと再会を楽しんでいる人が多く見受けられます。

特に2月〜3月は教習所が同窓会のようになっているので、懐かしい友だちと会いたい人は地元の教習所に通学するのも一つの手です。

通学免許のメリット③:一年中、料金が安定している

基本的に通学免許の場合は、いつ行っても同じ料金で教習をスタートできます。繁忙期だからといって料金が高くなることは無いので安心です。

オフシーズンはおトクなキャンペーンがある

4月〜6月・9月〜11月に割引キャンペーンを打つ教習所が多いです。とはいえ、免許費用が安くなるケースはまれで、オプションプランが無料になるといったもの。

こうしたキャンペーンは、普通車の教習しかやっていない教習所に多い傾向があります。

通学免許を選ぶ4つのデメリット

合宿免許と比べると、通学免許にはデメリットが多いです。

通学免許のデメリット

  1. 選べる教習所が限られる
  2. 卒業するまで平均2〜3ヶ月かかる
  3. 合宿免許より料金が高くなりやすい
  4. 期間が空くことで運転を忘れてしまう

通学免許のデメリット①:選べる教習所が限られる

通学免許のデメリット①:選べる教習所が限られる

自宅や学校、職場の近くで教習所を探すことになるため、選べる教習所はせいぜい2〜3校になるでしょう。限られた選択肢のなかから教習所を選ぶのはリスクがあります。

評判の良い教習所が近くに無いかもしれない

「教習所に行ってイヤな思いをした」という人は、今でもけっこう見かけます。そのほとんどがほかと比べずに一番近くの教習所に行ってしまった人です。

教習所が最高の思い出になる人もいれば、一生忘れられないトラウマになってしまう人も少なからずいます。通学を考えているなら、必ず教習所の評判はチェックしましょう。

失敗しない教習所の選び方が知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。

通学免許のデメリット②:卒業するまで平均2〜3ヶ月かかる

通学免許のデメリット②:卒業するまで平均2〜3ヶ月かかる

教習所に行くのは、仕事・学校が終わったあとや休日に行くことが多いでしょう。それは他の人も一緒です。みんなが同じ時間の予約を取り合うので、なかなか予約が取れず卒業まで日数がかかります。

繁忙期はとくに予約が取りにくい

教習所の繁忙期は、2月〜3月・7月〜8月など、学生の大型連休で予約が集中します。通学免許の場合は自分で予約を取らなければならないので、後回しにすると2〜3ヶ月待ちになってしまうケースも。

有料プランを組めば優先的に予約が取れるようになる

教習所によっては2万円〜5万円くらいのオプション料金を支払うことで、優先的に予約が取れるプランを用意しています。

しかし、繁忙期に免許を取る人のほとんどが有料プランを組む傾向があり、予約が取りにくい状況はほとんど変わりません。

通学免許のデメリット③:合宿免許より料金が高くなりやすい

通学免許のデメリット③:合宿免許より料金が高くなりやすい

通学免許にかかる費用

  • 通常料金 → すでに高い
  • 延長保証 → だいたい有料
  • 優先予約プラン → 早く取りたいなら有料

通常料金だけで比べても合宿免許のほうが安いのに、延長保証や優先予約プランを追加すると10万円以上高くなるケースもあります。

通学免許のデメリット④:期間が空くことで運転を忘れてしまう

通学免許のデメリット④:期間が空くことで運転を忘れてしまう
  • 教習所を卒業する前に学校が始まってしまった
  • 急な出張でしばらく教習所に来れなくなった

このような理由から、しばらく教習所をお休みする人もいます。ひさびさの教習で「運転の仕方を忘れてしまった」「交通ルールを忘れてペーパーテストに落ちた」という人はけっこう多いです。

試験に落ちれば補習教習や再受験料が余計にかかります。普通車の場合、1回の不合格で追加1万円程度が相場です。

追加費用を支払うのがイヤで、免許を諦めてしまう人もいます。通学免許とはいえ、なるべく短期間で卒業できるようにスケジュールを組むのがおすすめです。

合宿免許を選ぶ4つのメリット

「料金が安い」「早く免許が取れる」以外にも、合宿免許は通学免許と比べておトクなメリットが豊富です。

合宿免許のメリット

  1. 観光が楽しめる
  2. 食事が楽しめる
  3. 娯楽設備が充実している
  4. 新しい出会いが豊富にある

合宿免許のメリット①:観光が楽しめる

合宿免許のメリット①:観光が楽しめる

合宿期間中は、空き時間がたくさんあります。約2週間の滞在となると、半日で教習が終わる日もあるでしょう。

周辺の観光スポットがおトクに利用できる教習所もあるので、お出かけが好きな人は空き時間の観光地巡りがおすすめです。

くま教官
くま教官

免許費用だけで旅行したい場所に行くチャンスです。

合宿免許のメリット②:食事が楽しめる

合宿免許のメリット②:食事が楽しめる
食事メニューに力を入れている教習所が多い
専属シェフを雇っての豪華なビュッフェを楽しめたり、ご当地グルメやスイーツバイキングを用意している教習所もあります。

合宿免許は、ほとんどが食事込みの料金です。滞在中の食事代を心配する必要はありません。

約2週間の食事を飽きずに楽しめるように工夫されているので、食べるのが好きな人は3食付きプランがおすすめです。

合宿免許のメリット③:娯楽設備が充実している

合宿免許のメリット③:娯楽設備が充実している

外出しなくても、宿泊施設に娯楽サービスを設けている教習所が増えています。

もはや高級リゾートに引けを取らない娯楽サービスがこちら。

  • 卓球
  • カラオケ
  • マンガ喫茶
  • テニスコート
  • 温泉
  • ヨガ教室
  • ネイルサロン
  • エステサロン

ほかにも海が近い教習所ならマリンスポーツが体験できたり、山が近い教習所ならスキーやスノボがセット料金になっている教習所もあります。

友だち同士で免許を取れば、卒業旅行気分で楽しく合宿生活が送れるでしょう。

合宿免許のメリット④:新しい出会いが豊富にある

合宿免許のメリット④:新しい出会いが豊富にある

教習所は出会いの宝庫です。とくに合宿免許だと空き時間も教習所や宿舎にいるので、合宿メンバー同士で盛り上がること間違いなし!

必ずと言っていいほど、毎月カップルが誕生しています。100組以上見てきました。

入校説明会のメンバーは卒業日も同じ可能性が高い

合宿に参加して初日に受ける入校説明会。そこに集まるメンバーは、みんな同じようなスケジュールで卒業を迎えます。空き時間も重なりやすいので仲良くなるチャンス!

とくに検定前の待ち時間が距離を縮めやすいです。緊張をほぐすために自然と会話が生まれます。

合宿免許を選ぶ2つのデメリット

合宿免許にも、少なからずデメリットはあります。

合宿免許のデメリット

  1. 料金の変動が大きい
  2. 一時帰宅はできない

合宿免許のデメリット①:料金の変動が大きい

安さが売りの合宿免許ですが、繁忙期は通学免許より高くなるケースも少なくありません。とくに人気の教習所だと、普通免許で40万円近くかかることも…。

合宿免許は2〜3ヶ月前から申し込もう

繁忙期であっても早期予約の割引が受けられます。もし都合が悪くなっても、早めに申し出れば無料でキャンセルできるので安心してください。

オフシーズンになれば、20万円以下で普通免許が取れる教習所もあるので狙い目です。

合宿免許のデメリット②:一時帰宅はできない

合宿免許の場合は教習所のスケジュールに従う

教習所の都合で組まれたスケジュール通りに過ごさなければならないのが、合宿免許の特徴です。そのため、原則として一時帰宅は認められていません。

やむを得ない事情がある場合は、地元の教習所に転校というカタチで処理されます。

まとめ:まったり派は通学免許・充実派は合宿免許がおすすめ

まとめ:まったり派は通学免許・充実派は合宿免許がおすすめ

通学免許の最大のメリットは、スケジュールを自由に組めるところです。仕事や学校のスケジュールを崩さずに免許取得が狙えます。

しかし、あまりに時間をかけ過ぎると、運転の仕方や学科の内容を忘れてしまうリスクがあるので注意が必要です。

まとまった休みが取れるなら、合宿免許がおトク!

  1. 通学免許より圧倒的に安い
  2. 最短日数で免許が取れる
  3. 教習延長や延泊が無料保証
  4. 新しい出会いが豊富にある
  5. 観光スポットがおトクに利用できる
  6. ビュッフェやご当地グルメが楽しめる
  7. 高級ホテルに負けない娯楽サービス
  8. 交通費支給があるので評判の良い教習所に行ける

合宿免許はメリット尽くしなので、人気の教習所から予約がどんどん埋まります。しかも通学とは違って合宿免許は定員制です。

合宿免許の予約は1〜2ヶ月前に済ませておくのが一般的なので、早すぎることはありません。定員に達する前に、教習所の予約枠を確保しておきましょう。

当サイトでは、教官歴12年の筆者がリサーチした人気の合宿教習所を、車種ごとに紹介しています。下記リンクから希望する車種の教習所ランキングをチェックしてみてください。

【普通免許】

くま教官
くま教官

17歳から合宿に参加可能です。教習所で嫌な思いをしたくない方は必見!

【小型二輪免許】

くま教官
くま教官

16歳から取得可能な小型二輪免許!125ccまで乗れますよ!

【普通二輪免許】

くま教官
くま教官

16歳から取得可能な普通二輪免許!400ccまで乗れますよ!

【大型二輪免許】

くま教官
くま教官

18歳から取得可能な大型二輪免許!すべてのバイクに乗れる最上級免許です!

【普通二種免許】

くま教官
くま教官

合宿なら最短7日間で取れますよ!

他車種は後日更新します。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください