• 免許は取れたけど、車を買うお金がない
  • カーリースは月々安く見えるけど、本当に得なのかわからない
  • 親の車を借りるとき、保険がどうなるのか不安

そんな悩みにお答えします。

くま教官
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この記事を書いている僕は、教習所の教習指導員として12年勤めていました。免許を取ったあとに車をどうするかは、お金の差がいちばん大きく出るところです。

この記事では、免許を取ったあとの車の持ち方を5つ並べて、お金と手間で比べます。結論から言うと、乗る回数が少ないうちは親の車かカーシェアがおすすめ。毎日乗るなら、中古車を現金で買うのが総額では安く済むことが多いです。

カーリースは「頭金はないけれど、毎日どうしても車が必要な人」向けの方法です。月々の安さだけで決めると、7年・9年・11年と途中でやめられない契約を結ぶことになるので注意が必要です。

免許を取ったあとの車の持ち方は5つ

免許取得後の車の選択肢を親の車・中古車・新車・カーリース・カーシェアの5つで示した図

結論、どれを選ぶかは「どれくらい乗るか」と「最初にいくら出せるか」で決まります。まずは5つを並べてみましょう。

持ち方最初のお金毎月のお金向いている人
親の車を借りるほぼ0円ガソリン代など実家に車がある人
カーシェア・レンタカー0円〜乗った分だけ月に数回しか乗らない人
中古車を現金で買う車の代金+諸費用税金・保険・駐車場など毎日乗る・貯金がある人
ローンで買う頭金(0円も可)返済+維持費毎日乗る・新しめの車がほしい人
カーリース0円リース料+保険など毎日乗る・頭金がない人

このあと、ひとつずつ「いくらかかるか」「どこで失敗しやすいか」を説明します。

くま教官
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迷ったら、まず自分が月に何回車に乗るかを数えてみてください。それだけで答えはほぼ決まります。

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①親の車を借りる:いちばん安い。保険の確認だけは必須

結論、実家に車があるなら、まずは親の車で運転に慣れるのがいちばん安い方法です。ただし、親の自動車保険の条件を確認しないまま運転するのは危険です。

確認すること見るポイント
運転する人の範囲「家族限定」なら、同居の家族と別居の未婚の子も入ります
年齢条件同居している子が運転するなら、その子の年齢に合っているか

ポイントは、年齢条件がかかるのは同居の家族までということです。下宿している未婚の学生が帰省して運転する場合は、年齢条件の対象外になる会社が多いです。

条件に合わないときは、1日だけ入れる自動車保険を使う方法もあります。たとえば、東京海上日動の「ちょいのり保険」です。24時間あたり800円・1,800円・2,600円の3つのプランがあります(2026年10月時点)。

この保険は、同居している親の車にも使えます。使えないのは、自分や配偶者が持っている車、レンタカー、カーシェアです。

くま教官
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保険の条件を確かめずに運転して事故を起こすと、保険金が出ないことがあります。運転する前に、親から保険会社へ一本電話してもらいましょう。

親の保険や等級の使い方は、次の記事にくわしくまとめました。

②カーシェア・レンタカー:月に数回なら、これで十分

結論、乗るのが月に数回なら、自分の車を持つよりカーシェアやレンタカーのほうが安く済みます。税金・車検・駐車場代がかからないからです。

免許を取ったばかりでも使えるサービスが増えています。

サービス免許を取ったばかりの人
タイムズカー(カーシェア)免許1年未満でも入会できます
三井のカーシェアーズ2026年3月17日から、免許1年未満の入会制限がなくなりました
オリックスカーシェア免許を取ってからの年数に関係なく入会できます
タイムズカーレンタル免許を取ってからの年数の制限はありません

2026年10月時点の各社公式サイトの情報です。オリックスカーシェアの学生プランは、月額基本料が2027年12月まで無料です。

運転に慣れるまでは、近所の練習から始めると安心です。

⚠ 注意

免許を取ってから1年未満は、初心者マーク(若葉マーク)を車の前と後ろに付ける義務があります。付けずに運転すると、反則金4,000円・違反点数1点です。カーシェアやレンタカーでも同じです。

くま教官
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初心者マークは、自分の身を守るためのものでもあります。マグネット式を1組持っておくと、どの車でもすぐ付けられて便利です。

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③中古車を現金で買う:毎日乗るなら総額はいちばん安い

結論、毎日車に乗るなら、中古車を現金で買うのが総額ではいちばん安く済むことが多いです。ローンの利息も、リース会社の手数料もかからないからです。

ただし、車の代金のほかに毎年かかるお金があります。軽自動車の場合の目安は次のとおりです。

お金軽自動車の目安
軽自動車税年10,800円(2015年4月以降に初めて検査を受けた車)
重量税2年で6,600円(車検のとき。登録から13年未満の車)
自賠責保険2年で18,660円(2026年11月1日以降に始まる契約)
任意保険年齢や等級で大きく変わります
駐車場・ガソリン住んでいる場所と走る距離しだい

自賠責保険は、2026年11月1日以降に始まる契約から値上げされます(それまでは2年で17,540円)。

中古車は、買った後に故障の修理代がかかることもあります。車の代金を全部使い切らず、修理代のための貯金を少し残しておくと安心です。

くま教官
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修理代を払えない車は、身の丈に合っていません。買う前に、維持費まで含めて払えるかを確かめてください。

④ローンで買う:利息のぶん高くなる

結論、ローンで買うと、車の代金に利息が上乗せされます。まとまったお金がなくても新しめの車に乗れるのが利点です。

車は最後に自分のものになるので、売ったときのお金が戻ってきます。走行距離の制限もありません。

ただし、学生や働きはじめたばかりの人は、ローンの審査に通りにくいことがあります。その場合は、親に保証人を頼むことになるでしょう。

くま教官
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ローンを組むなら、借りる額をできるだけ小さくしましょう。頭金を少し入れるだけでも、利息は減らせます。

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⑤カーリース:頭金0円だが、総額は高く途中でやめにくい

カーリースを選ぶときに見る4つの点(月額・契約年数・走行距離・車がもらえるか)を示した図

結論、カーリースは「安いから」ではなく「頭金がいらないから」選ぶものです。月々の料金に、税金や登録費用などがまとめて入っています。

「月◯千円〜」はボーナス払いが前提のことが多い

広告の安い月額は、年2回のボーナス月に大きく上乗せして払う前提のことがほとんどです。ボーナスのない学生やアルバイトには、実際の月額になりません。

サービス広告の最安月額ボーナス払いなしの例
ニコノリ5,500円〜ミライース・9年で月17,820円
オリコで乗ーる14,300円〜もともとボーナス払いなしの金額(軽トラック・9年など)
MOTAカーリース7,700円〜約2倍(N-ONE・11年で月23,430円)
カーリースカルモくん14,190円〜ボーナス払いがないので表示どおり

2026年10月3日時点の各社公式サイトの表示(税込)。任意保険は含まれません。

途中でやめられない。事故で車がなくなっても払う

カーリースは、原則として途中で解約できません。どうしても解約するときは、残りの期間のリース料に近い額をまとめて払うことになります。

さらに、事故で車が全損したり、盗まれたりすると、その時点で強制的に解約です。4社とも、残りのお金の精算が必要です。

運転に慣れていない時期ほど、事故の心配は大きくなります。リース会社が車両保険への加入をすすめるのはこのためです。

18・19歳は親の連帯保証人が必要なことが多い

ニコノリとカルモくんは、18・19歳の契約に連帯保証人が必須です。MOTAは、学生なら定期収入のある連帯保証人が必要です。親に保証人を頼むなら、払えなくなったときは親が払うことになると伝えておきましょう。

カーリース4社の違い

ニコノリオリコで乗ーるMOTAカルモくん
契約年数1〜9年1〜9年7・9・11年1〜11年
車をもらえる条件もらえるプラン(9年が基本)残価0円の契約すべての契約7年以上+もらえるオプション
走行距離もらえるプランは制限なし月500〜3,000kmから選ぶ途中で返すときだけ月2,000kmまで6年以下は月1,500kmまで
途中解約原則不可原則不可(有料オプションあり)原則不可(最後の2年は乗り換え・返却可)不可
クレジットカード払い不可不可可不可

2026年10月3日時点の各社公式サイトの情報。くわしい条件は各社の記事で解説しています。

4社の中で選ぶなら、次のように考えるとわかりやすいです。

ニコノリは、9年乗って最後に車をもらいたい人向けです。

オリコで乗ーるは、走行距離やメンテナンスを自分で組み立てたい人に合います。

\ 見積もりは無料・金額を見てから決められる /

ニコノリの料金を見る ≫

もらえるプランは走行距離の制限なし。

オリコで乗ーるの料金を見る ≫

走行距離を5段階から選べます。

MOTAは、最初から車をもらう前提で長く乗る人向けです。

カルモくんは、ボーナス払いなしの一定額で払いたい人に合っています。

MOTAカーリースの料金を見る ≫

よくある質問ではクレジットカード払いも可(申し込み時に確認)。

週末しか乗らない人には、月額の基本料金に走った距離ぶんの料金を足す「エンキロ」という形もあります。

エンキロの料金を見る ≫

走った距離に応じて月額が変わる仕組みです。

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カーリースを選ぶなら、契約が終わるときに自分が何歳かを先に計算してください。22歳で11年契約なら、終わるのは33歳です。

立場別のおすすめ:学生・新社会人・子どもがいる人

結論、同じ「免許を取ったばかり」でも、立場によっておすすめは変わります。

立場おすすめ理由
学生親の車・カーシェア乗る回数が少なく、収入も不安定なため
新社会人中古車を現金で(足りなければローン)毎日乗るなら総額が安い。転勤の可能性もある
子どもがいる人中古車(ミニバン・軽)を現金で家族で毎日使う。修理代は貯金で備える

カーリースは、頭金がまったく用意できず、それでも毎日車が必要な人の選択肢です。その場合も、途中でやめられないことと、事故のときの精算を理解してから契約してください。

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どの方法でも、任意保険のお金は必ずかかります。車の月額だけで考えないでください。

よくある質問

免許を取ったばかりでもカーリースは契約できますか

できます。ただし、18・19歳や学生は、親などの連帯保証人を求められることが多いです。

カーリースに任意保険は入っていますか

入っていません。月額に入っているのは自賠責保険だけです。任意保険は別に入りましょう。

カーシェアは免許を取ってすぐでも使えますか

使えるサービスが増えています。タイムズカーや三井のカーシェアーズは、免許1年未満でも入会できます(2026年10月時点)。

まとめ:乗る回数とお金で、無理のない持ち方を選ぼう

この記事のまとめ

  • 月に数回なら、親の車かカーシェアで十分
  • 毎日乗るなら、中古車を現金で買うのが総額では安いことが多い
  • カーリースの広告の月額はボーナス払いが前提のことが多い
  • カーリースは途中でやめられず、全損・盗難でも精算が必要
  • どの方法でも任意保険は別にかかる

車を持つと決めたら、次は自動車保険です。はじめての人が損しない入り方を、次の記事にまとめました。