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【教官解説】いきなり大型二輪免許がおすすめな3つの理由【女性初心者もOK】

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  • いきなり大型二輪免許を取るのは無謀でしょうか?
  • 自転車は乗れるけど、バイクはまったくの初心者です
  • 小柄な女性の私でも大型二輪免許が取れるのか知りたいです

そんな悩みにお答えします。

くま教官
くま教官

この記事を書いている僕は、教習所の教官として12年勤めていました。

バイク教習では1,500名以上を卒業させてきたプロフェッショナルで、女性のお客さんも数多く担当してきました。

結論からいうと、女性でも初心者でもいきなり大型二輪免許で問題ないです。むしろ普通二輪免許を挟まずにいきなり大型二輪免許を取るほうが、圧倒的に上達します。

ただし、自転車に乗れることが前提で話を進めていくのでご注意ください。

この記事では、いきなり大型二輪免許を取ったほうがいい3つの理由を教官目線で詳しく解説していきます。この記事を読み終わるころには、自信を持って大型二輪免許の申し込みに行けるでしょう。

いきなり大型二輪免許がおすすめな3つの理由【女性初心者もOK】

いきなり大型二輪免許がおすすめな3つの理由【女性初心者もOK】

普通二輪免許を取ってから大型二輪免許を取るよりも、いきなり大型二輪免許を取るほうが良い理由は3つあります。

  1. 教習時間が多いから基礎が身に付く
  2. 教習所の大型バイクはわりと小さい
  3. 大型二輪免許は、結局コスパが良い

教習時間が多いから基礎が身に付く

初めてバイクの免許を取る場合は、大型二輪免許と普通二輪免許で以下の教習時間がかかります。

普通免許所持の場合技能教習学科教習
大型二輪免許最短31時限1時限
普通二輪免許最短17時限1時限

技能教習を比べると、大型二輪免許のほうが14時限も多く練習することになります。つまり、練習時間が多いからバイクのスキルも上達するということです。

教習カリキュラムには必ず実施する体験教習が含まれる

体験教習とは?
運転シミュレーターを使ったり、実車バイクでカーブを40km/h走行してみたりするなど、交通事故につながる危険を疑似体験する教習カリキュラムのこと。

実車バイクを使った体験教習では、以下の内容を実施します。

  • 回避体験
  • 自由走行
  • 模擬追突体験
  • 高度バランス走行
  • カーブ40km/h走行
  • 指定場所への急制動

これらの体験を、限られた教習時間のなかで実施していきます。しかし、二輪免許の教習では、ほかにも卒業するまでに覚えることだらけです。

バイクの基本的な操作や交通ルールどおりに運転する方法、検定課題の練習など、バイクの運転スキルを磨く時間が削られることを知っておきましょう。

体験教習の実施時間は大型二輪免許も普通二輪免許も同じ

初めて二輪免許を取る場合の体験教習時間は、以下のとおりです。

普通免許所持の場合スキルアップの時間体験教習の時間
大型二輪免許22時限9時限
普通二輪免許10時限9時限

体験教習9時限のうち、4時限分は運転シミュレーターを使います。普通二輪免許のほうが卒業までの教習時間が短いのに、体験教習の時間は大型二輪免許と一緒です。

普通二輪免許はスキルアップに使う時間が少なすぎるので、初めてバイクに乗る人にはハードルが高いともいえます。

普通二輪免許で慣れてから大型二輪免許を取る選択もおすすめしない

普通二輪免許を持っている場合、大型二輪免許の教習時間がさらに短くなります。スキルアップの時間が7時間、体験教習が5時間という短さ。

普通二輪免許のときのスキルアップの10時間と合わせても、最初から大型二輪免許を取る人よりスキルアップの時間が少ないという謎の現象が起きます。

普通二輪免許のときに実施した体験教習を大型二輪免許でも実施するのが理由です。

大型二輪免許のほうが卒業検定の合格率は良い

普通二輪免許と比べてスキルアップの時間に12時間も差があるため、しっかり基礎練習ができる大型二輪免許のほうがスムーズに合格できるということです。

教習所の大型バイクはわりと小さい

多くの教習所ではNC750Lというモデルの大型バイクが教習車として採用されています。

NC750Lを採用している理由は3つです。

  • 大型バイクのなかでも軽い
  • サイズが小さいから地面に足が付きやすい
  • 低回転時のトルクが高いからエンストしにくい

軽くて足が付きやすいってことは、低身長の人や力に自信のない人でも扱いやすいバイクとといえます。パワーがある大型バイクなら、バイク初心者にありがちな「エンストして立ちごけ」も起きにくいので、ケガのリスクも少ないです。

くま教官
くま教官

女性でもさらに扱いやすいように、シート高を低く削っている教習車を用意しているところもありますよ。

普通二輪免許の教習車であるCB400SFとNC750Lのサイズを比較

サイズ重さ
NC750L全長2,190×全幅775×全高1,120228kg
CB400SF全長2,080×全幅745×全高1,080207kg

車体の長さは9cmしか変わらず、車体のサイズはほとんど一緒といえるでしょう。車体の重さは21kgの差がありますが、持ち上げるわけではないので気にしなくて大丈夫です。

実はNC750Lのほうが引き起こしがラクにできる

倒れたバイクを起こす行為を「引き起こし」といいます。NC750Lは構造上、バイクが倒れても45度くらいの角度が付くので、女性でもラクに起こしやすいです。

大型二輪免許は、結局コスパが良い

「とりあえず普通二輪許から…」が引き起こす失敗パターンがあります。それは、バイクの運転が上手にできなくて教習が延長になってしまうことです。女性や初心者の普通二輪免許の延長がホントに多くて、かわいそうになるレベル。

普通二輪免許は基礎練習の時間が圧倒的に少ない

上記でも説明したとおり、普通二輪免許はスキルアップに使える練習時間がトータル10時間しかありません。その10時間で、バイク運転の基礎・交通ルールの把握・検定コースの暗記・検定課題をマスターしなければなりません。

カリキュラムがどんどん進むので、初回からカリキュラムをクリアできない人も一定数います。

教習所の裏事情

女性の初回は必ず延長するって決めている教習所もあります。

お客さんが大ケガすると教官が公安委員会から指導を受けるので、安全を取りすぎる融通の利かない教官や教習所は多く存在するので注意してください。

延長になればもちろん追加料金が発生する

教習所によって値段に差はありますが1時間の延長で4,000円前後が相場となります。卒業検定に落ちれば延長教習料金+再試験料金のダブルパンチです。約10,000円の追加出費と考えておきましょう。

そこまで追加料金を支払ったにもかかわらず、乗れる車種は400cc以下の制限付きです。

大型二輪免許のコスパが良い3つの理由

  1. 教習時間が多いから延長になりにくい
  2. 基礎がしっかり身に付くから検定合格しやすい
  3. 免許を取ったあとは制限無しですべてのバイクに乗れる

追加料金のリスクが少ない+どんなバイクにも乗れるのが大型二輪免許魅力です。バイク運転の基礎もしっかり身に付くので、免許を取ったあとも事故を起こすリスクは低いと言えるでしょう。

バイクの運転に不安な女性や初心者こそ、いきなり大型二輪免許でチャレンジすることを教官として強くおすすめします。

いきなり大型二輪免許を取るなら合宿がおすすめ

いきなり大型二輪免許を取るなら合宿がおすすめ

大型二輪免許を取るなら、合宿免許が選択肢としてかなりおすすめです。

合宿免許をおすすめする理由は5つあります。

  1. いきなり大型二輪免許で入校できる
  2. 最短日数のスケジュールで卒業できる
  3. 全国にバイク仲間がたくさんできる
  4. 地元の教習所に通学するよりも安い
  5. 空き時間で観光やグルメを満喫できる

ひとつずつ詳しく解説していきます。

いきなり大型二輪免許で入校できる

いきなり大型二輪免許の入校を認めていない教習所が多い

ひと昔前までは、全国の教習所でいきなり大型二輪免許取得を認めていませんでした。その名残で、今でも普通二輪免許からのステップアップしか認めていない教習所が多く存在します。

合宿免許なら、いきなり大型二輪免許が取れる全国の教習所に入校できます。評判が良い教習所を選ぶことができるので、バイクのスキルだけじゃなく教習所生活自体が充実したものになるでしょう。

最短日数のスケジュールで卒業できる

合宿免許は教習所側がお客さんの回転率を高めるために、最短日数でスケジュールを組みます。そのため、大型二輪免許が2週間で取れるのが魅力です。

地元の教習所に通学で免許を取る場合、予約がなかなか取れずに卒業まで2ヶ月〜3ヶ月かかることも十分考えられます。

なかなか予約が取れないと、バイク操作の感覚も忘れがちです。操作が上手にできない=教習延長で追加料金のリスクもあるので、気をつけましょう。

毎日のようにバイク練習ができる合宿免許であれば、通学に比べて上達スピードが段違いです。まんがいち教習が延長になったとしても、延長保証があるので金銭面の不安は気になりません。

全国にバイク仲間がたくさんできる

合宿免許は全国から人が集まります。とくにバイクの場合、趣味で免許を取りたい人が大半なので、コミュニケーションが活発です。

同じ日に入校したメンバーは、教習や卒業日も同じようなスケジュールで進むので、空き時間が重なりやすいのも特徴。バイク話で盛り上がったり一緒に出掛けたりできるので、自然と友だちが増えるでしょう。

地元の教習所に通学するよりも安い

合宿免許の最大のメリットは、通学よりも安く免許が取れることです。通学の場合は教習所によって料金がバラバラですが、合宿免許は全国で競合しているため最安料金で取れる教習所がほとんどといえます。

合宿免許には以下の料金も含まれる

  • 交通費
  • 宿泊費
  • 食事代

※まれに一部負担する教習所もあります

まとまった連休を取る苦労はありますが、通学の免許費用や時間が空くことによる延長教習費用のリスクを考えると、合宿免許のほうが5万円以上おトクになります。

免許費用と約2週間の生活費コミコミでも通学免許より安いので、断然おすすめです。

空き時間で観光やグルメを満喫できる

合宿免許の魅力は、訪れる機会が少ない地域に足を伸ばせるということです。交通費も全額支給される教習所ばかりなので、気兼ねなく遠出できます。

観光スポットやレジャー施設で使えるクーポンを合宿免許の特典にしている教習所もあるので、旅行好きな人にはおトクすぎる免許の取り方といえるでしょう。

まとめ:いきなり大型二輪免許は女性にもおすすめ

女性初心者でもいきなり大型二輪免許にチャレンジすれば、基礎練習の時間をしっかり確保できるので規定時間で卒業できる可能性が高いからおすすめです。

バイク教習で1,500人以上卒業させてきた僕の経験では、いきなり大型バイクで延長になる女性は10人に1人くらいの割合でした。お客さんが悪いのではなく、教える教官の実力不足が原因です。

これが普通バイクになると、10人に7〜8人は1時限以上の延長をする羽目になります。なかには20時限以上も延長になり、大型二輪免許より費用がかかっているお客さんも…。

いきなり大型二輪にすることで延長リスクを回避できるだけでなく、全サイズのバイクに乗れるようになるので損はないと言えるでしょう。

くま教官
くま教官

いきなり大型二輪免許を取るなら、短期集中で練習できる合宿免許がおすすめです!

合宿なら通学よりも安く取れるので、まとまった時間を作ってサクッと大型二輪免許をゲットしてください。

大型二輪免許の合宿に対応している人気の教習所が知りたい方は、こちらの記事を参考にどうぞ。

バイクの運転に自信がない方こそ、いきなり大型二輪免許にぜひチャレンジしてみてください。

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