• ?タクシーやバスの運転手になりたいけど、どの免許が必要?
  • ?二種免許って普通の免許と何が違うの?
  • ?費用はいくら?最短でどのくらいで取れる?

そんな疑問にお答えします。

くま教官
くま教官

この記事を書いている私は、教習所で12年働いていた元教習指導員です。

いまは業界を離れているので、しがらみなく公正・中立な目線で解説しますね。

タクシー・バス・運転代行など「お客さんを乗せて運ぶ仕事」に就くには、第二種運転免許が必要です。

しかも2025年9月の制度改正で、普通二種は教習時間が40時限→29時限に短縮され、いまが取りやすいタイミング。この記事で、職業別に必要な免許・受験資格・費用・最短ルートをまるごと解説します。

職業ドライバーに必要な免許 早見表

なりたい職業 必要な免許 受験資格(原則) 合宿の費用目安 教習日数の目安
タクシー・ハイヤー 普通二種 21歳以上・免許3年 約20〜24万円 最短3日〜※
運転代行(随伴車) 普通二種 21歳以上・免許3年 約20〜24万円 最短3日〜※
路線バス・観光バス 大型二種 21歳以上・免許3年 約20〜31万円 最短17日前後
トラック(大型) 大型一種 21歳以上・免許3年 約30〜40万円 最短13日前後

※普通二種は2025年9月の改正後の法定最短日数。合宿プランの実際の日数は教習所ごとに異なるので、申込み時に確認してください。大型二種は普通免許所持の場合の目安です。

ポイントは、「お客さんを乗せて運賃をもらう」仕事はすべて二種免許が必要ということ。荷物を運ぶトラックは一種免許でOKです。

二種免許とは?一種免許との違い

第二種免許は「旅客自動車を旅客運送のために運転する」ための免許です。人の命を預かる分、一種よりワンランク上の運転技術と知識が求められます。

比較項目 一種免許(普通免許) 二種免許
目的 自家用・荷物の運送 お客さんを乗せた営業運転
技能試験の合格基準 70点以上 80点以上
学科試験 95問・90点以上 95問・90点以上
(二種特有の問題あり)
視力基準 両眼0.7以上 両眼0.8以上+深視力検査

技能試験は同じ減点方式でも合格ラインが10点高く、お客さんを乗せている前提の「滑らかで安全な運転」が求められます。学科も、旅客運送に関する二種特有の問題が出ます。

くま教官
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現場の感覚では、二種の技能試験は「上手い運転」より「丁寧で予測のきいた運転」が合格のカギです。急ブレーキ・急ハンドルはお客さんが転びますからね。

受験資格は19歳からでもOKになった【2022年法改正】

以前は「21歳以上+普通免許などの保有3年以上」が絶対条件でしたが、2022年5月13日の法改正で大きく緩和されました。

📘 受験資格特例教習とは
教習所などで「受験資格特例教習」を修了すると、19歳以上+普通免許等の保有1年以上で二種免許・大型免許を受験できる制度。若い人が早く職業ドライバーを目指せるようになりました。(出典:警察庁)

⚠️ 特例で取った人は「若年運転者期間」に注意

本来の年齢(21歳)に達するまでは若年運転者期間となり、違反点数が3点以上たまると若年運転者講習(9時間)の受講義務があります。受講しないと免許取消になるため、特例組はより慎重な運転が求められます。

二種ならではの関門「深視力検査」

二種免許(と大型・中型・けん引)には、通常の視力検査に加えて深視力検査があります。遠近感・立体感を測る検査です。

  • 視力:両眼で0.8以上、かつ片眼それぞれ0.5以上(メガネ・コンタクトOK)
  • 深視力:三桿(さんかん)法で3回測定し、平均誤差が2cm以内
  • 2.5m先の箱の中で動く棒が、両端の棒と並んだ瞬間にボタンを押す検査

初見だと戸惑う人が多い検査ですが、コツをつかめば通る人がほとんど。メガネ店で深視力の測定・練習ができるお店もあるので、不安な人は入校前に一度試しておくと安心です。

【朗報】2025年9月から普通二種は「最短3日」に

タクシー業界の深刻な人手不足(運転手はこの10年で約12万人減)を受けて、2025年9月1日に普通二種の教習カリキュラムが大幅に短縮されました。

項目 改正前 改正後(2025年9月〜)
学科教習 19時限 17時限
技能教習 21時限 12時限
合計 40時限 29時限
法定最短日数 6日 3日

カーナビの普及で不要になった「経路の設定」教習の削除などで、11時限もスリムになりました。費用・時間のハードルが下がったいまは、二種を取る絶好のタイミングです。

くま教官
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大型二種(バス)はこの短縮の対象外です。普通免許からだと技能34時限前後・合宿で最短17日前後が目安。大型一種を持っていれば技能18時限・最短7日〜とグッと短くなります。

二種免許の取り方は3ルート【合宿・通学・一発試験】

取得ルート 費用目安(普通二種) 期間 向いている人
合宿免許 約20〜24万円 最短3日〜1週間程度 短期集中で安く確実に取りたい人
通学 約25〜35万円 2週間〜1か月程度 仕事を続けながら取りたい人
一発試験 数万円〜 合格次第 運転技術に自信がある経験者

迷ったら「合宿」が費用も期間もバランス良し

二種の技能試験は合格基準80点と厳しく、一発試験の合格率は高くありません。教習所卒業なら技能試験が免除されるため、確実性を重視するなら合宿・通学、そのなかでも安く短く済むのが合宿です。

一発試験に挑戦したい人は、流れとコツをこちらの記事にまとめています。

普通二種免許は一発試験で取れる?流れ・費用・合格のコツを元教官が解説関連記事普通二種免許は一発試験で取れる?流れ・費用・合格のコツを元教官が解説この記事を読む →

会社の「養成制度」という手もある

タクシー会社やバス会社には、入社後に会社負担で二種免許を取らせてくれる養成制度があります。費用ゼロは魅力ですが、「一定期間の勤務縛り(途中退職で費用返還)」が付くのが一般的です。

くま教官
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自費で先に取っておけば、会社選びの自由度が上がるのがメリット。「この会社で長く働く」と決まっている人は養成、決まっていない人は自費取得がおすすめです。

職業ドライバーの年収と将来性

厚生労働省の統計(賃金構造基本統計調査・2024年)をもとにした平均年収の目安はこちら。

職業 平均年収の目安 特徴
タクシー運転手 約415万円 歩合制が中心。地域差が大きい(東京 約502万円/地方は200万円台も)
バス運転手 約461万円 固定給が中心で安定。路線・観光で働き方が変わる

タクシーは歩合制なので、営業エリアと本人の工夫しだいで平均を大きく超える人も珍しくない世界です。都市部ほど需要が多く、収入も上がりやすい傾向があります。

そして業界は深刻な人手不足=完全な売り手市場。未経験歓迎・二種取得支援つきの求人が多く、20代の若手からセカンドキャリアの50〜60代まで、年齢を問わず就職しやすいのが今の状況です。

取得費用を抑える3つのコツ

元教官おすすめの節約ポイント
  • 閑散期(4〜6月・10〜11月)の合宿を狙う——同じ教習所でも繁忙期より数万円安い
  • 教育訓練給付制度をチェック——対象講座なら受講費の20%(上限10万円)が支給される場合あり。対象かどうかは教習所とハローワークで確認
  • 所持免許を活かす——大型一種持ちなら大型二種が技能18時限・最短7日〜と大幅短縮

とくに教育訓練給付は見落としがち。雇用保険に一定期間入っていた人が対象なので、転職を機に二種を取る人はぜひ確認してください。

二種免許が取れる合宿おすすめランキング

当サイトでは、利用者の評判・料金・保証・宿泊・食事・指導方法などを、業界を離れた元教官が1校ずつ確認して総合的に評価し、優良校として認定しています。二種に対応した認定校はこちらのランキングにまとめました。

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普通二種は最安約20万円、大型二種は所持免許によって約20〜31万円が目安です(料金は時期・所持免許で変動します)。

「トラックドライバー(貨物)から始めたい」という方は、18歳・普通免許なしでも取れる準中型免許の合宿ランキングもどうぞ。

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職業免許のよくある質問

Q. 二種免許はAT限定でも取れますか?

A. 取れます。タクシーはAT車が主流なのでAT限定でも実務上ほぼ困りません。ただしバス(大型二種)にAT限定はなく、MTでの取得になります。

Q. 普通免許を取ってすぐ二種は取れますか?

A. 原則は保有3年以上ですが、受験資格特例教習を修了すれば19歳以上・保有1年以上で受験できます(2022年法改正)。

Q. 深視力検査に自信がありません。落ちたらどうなる?

A. その場で数回測り直しができ、コツをつかめば通る人がほとんどです。不安なら深視力測定器のあるメガネ店で事前に練習を。視力そのものが足りない場合はメガネ・コンタクトで矯正すればOKです。

Q. 大型二種を取れば普通二種の仕事もできますか?

A. できます。大型二種は上位免許なので、タクシーなど普通二種が必要な仕事もカバーします。バスもタクシーも視野に入れるなら大型二種が有力です。

Q. 教育訓練給付金は合宿でも使えますか?

A. 教習所の講座が「教育訓練給付制度の指定講座」になっていれば使えます(受講費の20%・上限10万円)。対象校かどうかは教習所への確認と、ハローワークでの受給資格確認が必要です。

Q. 二種の合宿は年齢制限がありますか?

A. 教習所ごとに入校の年齢上限や保証の年齢区分があります。特に50歳以上は保証条件が変わる校が多いので、申込み前に確認しましょう。

まとめ:制度改正の追い風が吹くいまがチャンス

  • お客さんを乗せる仕事は二種免許が必須(タクシー=普通二種/バス=大型二種)
  • 2022年から19歳・免許1年でも特例教習で受験OK
  • 2025年9月から普通二種は29時限・最短3日に大幅短縮
  • 費用と確実性のバランスは合宿がベスト(普通二種 約20万円〜)
  • 業界は売り手市場。閑散期+教育訓練給付でさらにお得に

職業ドライバーは人手不足で求人が安定し、制度面の追い風も吹いている業界です。免許取得はその第一歩。優良認定校のランキングから、自分に合う教習所を探してみてください。

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